マイクロアレイによるヘルスケアサービス等への展開

マイクロアレイ を用いたヘルスケアサービスをいくつかの企業と連携して進めております 。

・ExpressGenotyping(EG)法によるマイクロアレイ解析サービスの例

医薬品の薬効や副作⽤の個⼈差には、環境要因の他に、遺伝的要因が関係していると考えられています。個⼈差をもたらすような遺伝的素因の検索は、GWAS やeQTL といったヒトを対象とした臨床試験で検証することができますが、膨⼤なサンプル数が必要となり時間も費⽤もかかります。⼀⽅、数⼗名程度のヒト細胞株を対象として、薬剤応答性の違いを予測できれば、費⽤対効果がよく、より安全で有効な医薬品開発が可能になります。

当社が開発したExpressGenotyping®法は、転写産物上の⼀塩基多型(SNP)をマーカーとして、薬剤応答の⾼発現アリルと低発現アリルの検索を⾏います。具体的には、培養細胞に薬剤を投与したときに、同⼀遺伝⼦で⾼発現応答となるアリルと低発現応答となるアリルがヘテロ接合であるときに、アリル間の発現差(アレリック・インバランス)として検出できます。同じ細胞内の⽐較になるのでサンプル間での差やブレを考慮する必要がなく、少ないサンプルで効率的に検出できる点が特徴です。また、転写領域のSNPは主にイントロンに豊富に存在するので、スプライシング前の未成熟なmRNAをターゲットに解析するのも特徴です。さらに、ジェノタイプ・フェージング情報を活⽤したハプロタイプ解析
により、薬剤応答性の制御SNPを推定することができます。
ジャポニカアレイを用いたEG法によりさらに深い解析が期待できます。

ExpressGenotyping®法

⽤語説明:アレリック・インバランス
アレルとは、⽗⽅および⺟⽅から1つずつ受け継いだ対⽴遺伝⼦のことで、同じ対⽴遺伝⼦であればホモ接合、異なる
場合はヘテロ接合となります。アレリック・インバランスは、この対⽴遺伝⼦領域に含まれる多型などに起因するアレル間における遺伝⼦発現量のインバランスのことを⾔います。
キーワード:不死化リンパ球パネル、薬剤応答アレリック・発現インバランス