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第十五回日本遺伝子診療学会大会(仙台)にて発表(2008.8.2)
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第十五回日本遺伝子診療学会大会(仙台)にて発表(2008.8.2)

演題名【沖縄県在住の人間ドック受診者を対象とした生活習慣病リスク関連遺伝子の傾向】として、琉球大学・財団法人沖縄県総合保健協会・徳島大学・愛媛大学との共同研究「かりゆし長寿実現化研究」の成果の一部を発表しました。琉球大学で進めるバイオバンク沖縄に参加した2千例以上のなかから、健康長寿者やその家族などを除いた成人男女約1,600名のデータに基づく解析を行いました。その結果、喫煙により脳卒中リスクの上昇が報告されるPDE4D遺伝子のハイリスク型SNP頻度が日本人の平均(HapMapデータ)よりも有意に高いことが判明しました。このことから、沖縄では脳卒中予防に向けた禁煙指導の一層の推進が重要なことが考えられました。
また、1週間の飲酒回数とBMI(肥満度)が逆相関している傾向が判明し、沖縄での飲酒と食の生活習慣に関しては、さらなる研究が今後も必要であると考えております。ところで、壮年者肥満者層を対象にした場合、特定の複数遺伝子のSNP型と肥満(BMI>30)との高い相関が新たに示されました。したがって、壮年者あるいは若年者の肥満リスク判定において、これら複数遺伝子由来のSNPを組み合わせて判定することが有用な可能性が示唆されました。そこで、複数の遺伝子型を簡便に、ひとつのサンプル管の中で判定する実用化に向けた方法として、プレシジョン・システム・サイエンス社のBISTを用いた手法に注目し、検討を行ないました。5つの生活習慣病関連遺伝子由来のSNPを同時判定可能な系をハプロファーマにて設計構築し、その検出精度と感度が評価できました。今後、採血することなく爪などを1つのサンプル管に投入して複数の遺伝子型を数時間で判定することで、疾病リスクや体質判定データによる健康支援サービスへの活用や医薬品の処方における「コンパニオン診断*」に活用されることが期待できます。
*コンパニオン診断・・・薬剤を安全で有効に使用するために、投与前に投与の適否や用量を個別判定するために行なう遺伝子診断。個別化医療の一環として、既にいくつかの医薬品で開始され、今後コンパニオン診断の必要な薬剤が増えることで市場の拡大が期待されます。複数の遺伝子型を同時に簡便かつ短時間で判定することが必要となります。

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